10月源氏物語講座

期日:平成24年10月6日
講師: 小谷惠造先生
テキスト: 日本古典文学大系(岩波書店)「源氏物語」
講義の内容
・「浮舟の巻」でも重要な場面に入っています。
・薫と匂宮から愛されています。しかし、いつも慎重で冷静な薫と積極的で行動的な匂宮との間で苦悩が頂点に達し、宇治川に身を投げるしかないと思い悩む場面です。
・随身同士が宇治で顔を合わせてしまい、とうとう薫が匂宮と浮舟の関係を知ることとなってしましました。
・薫はつくづく「あり難きものは、人の心にもあるかな。」と思います。それはまた、紫式部自身の思いでもあり千年前の作者の人生のいとしさをも感じずにはおれませんでした。

よかったらシェアしてください