河本家住宅

稽古有文館講座

「稽古」は『書経』尭典偏に「曰稽古帝尭」(ここにいにしえの帝尭をかんがふ)に基づき、「いにしえの道を考える。」と言う意味です。

「有文」は古典の書物をさしています。 

河本家では「稽古有文」が必要と考え「古の書物を学ぶ」ことを重んじ、表の間には、「稽古有文館」を扁額にもあらわし掲げています。

学びに関する講座は「稽古有文館講座」と名称して各講座が続いています。


住宅の特色 :

住宅の特色

  • 河本家住宅は、昭和53年度の屋根葺替え際に、 棟札の調査で享受5年(1688年)の建築と分かった。 当時の当主は5代目の弥三右衛門で、篦津に移ってきてから約20年後のことである。

  • 現在は変形6間取りとなっているが、もとは広間型5間取りであったと思われる。 屋根は茅葺きで箱棟が乗っており、小屋組みは合掌作りである。 また、炊事場の篭の上を壁土で覆った煙返しは、防火施設として珍しいものである。

  • 昭和49年鳥取県有形保護文化財、平成10年鳥取県建物百選、平成22年国指定重要文化財の指定を受けた。

  • 国指定重要文化財の指定物件と概要正面

<指定物件>
・主屋 1棟
・離れ 1棟
・味噌蔵及び米蔵 1棟
・新蔵 1棟
・土蔵 1棟
・附(つけたり)
・門及び納屋、米蔵、大工小屋 各1棟
・家相図 1枚
・宅地、畑及び池沼 6,325.47㎡

※ 附(つけたり)とは、年代、状態などからそれだけでは指定にあたらない場合でも、指定文化財と一体であることによって、価値が生じるものを附けたりとして指定されます。

<概 要>
・河本家住宅は、日本海沿岸の旧伯耆往来沿いに位置する。

・当家は、昭和53年の主屋の屋根葺き替えが行われた際に棟札がみつかり、貞享5年(1688年)に五代目の弥三右衛門(やさえもん)が建てたもので、建築年代の明らかな民家としては山陰地方で最古に属し、大変貴重なものである。

・主屋の周囲には江戸後期に建てられた蔵などの付属建物が建ち並び、豪農の屋敷構えをよく留めており、高い価値が認められることから宅地と建物あわせて指定される。


古文書 :

古文書

  • 河本家では概ね歴代の当主が大庄屋もしくは宋旨庄屋を勤めて来たから、 その居住はさながら八橋郡の役所のようであった。

    したがって多数の古文書が所蔵保管されてきたが、その多くは殆ど未整理のままである。

    これを活用した研究が進めば、東伯耆の江戸時代の地方史が一段と解明されるであろう。















お庭 :

お庭

  • 河本家には客間の南側と北側との両方に庭があり、南側の庭(写真)は江戸時代中期の様式を残す貴重なものです。

写真中の説明
  • (1)は「梛」(なぎ)

  • (2)は金木犀(きんもくせい)

  • (3)は黐(もち)

  • (4)は木斛(もっこく)で その他に「南天」・「銀木犀」など、いわゆる「庭の七木」が現存しています。  これらのうち、梛の木は神木とされ、災難よけになると伝えられています。

庭











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